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2017年7月(夏)号
夏に多い脳梗塞 看護師より
脳梗塞は夏に多く発症します。
脳卒中には脳梗塞と脳出血(くも膜下出血も含む)があります。以前は脳梗塞より脳出血の方が多かったのですが、近年では逆転して脳梗塞が多くなり、全体の6割以上を占めています。
脳出血は冬に多く発症します。冬は体内の熱を放散しないように血管が収縮するため血圧が上昇し、血管が破れやすくなります。
一方、脳梗塞は夏に多く発症します。夏は温度が上がるため、体内の熱を発散しようと血管が拡張し血圧が下がります。また、暑さで汗をかき水分が不足して血液が濃くなります。血圧低下と血液濃縮により血液が脳の血管で詰まりやすくなってしまいます。したがって、夏の脳梗塞は脱水が引き金になることが非常に多いのです。
脳梗塞の症状
血の塊(血栓)が血管を塞ぎ、血液が脳細胞に酸素や栄養を運べなくなるために、脳がダメージを受ける病気です。脳に十分な血液が届かなければ脳細胞は壊死してしまいます。脳のどの部分が壊死したかによって引き起こされる症状は異なります。手足の動きに関する部分なら、手足が麻痺します。言語に関する部分なら、ろれつが回らなくなるとか言葉が浮かばないとかの言語障害が起きます。顔半分の麻痺や突然片目が一時的に見えなくなる「一過性黒内障」と呼ばれる症状がでる場合もあります。
脳梗塞は加齢だけが原因ではありません。高血圧や糖尿病、心臓病、喫煙、飲酒などの生活習慣の乱れが危険因子となる生活習慣病のひとつです。また、脳梗塞は再発しやすい病気でもあります。もし脳梗塞を患ったら、その後の生活習慣に注意が必要です。特に、発症後一年間位は十分すぎる位の注意が必要です。
脳梗塞のタイプ
※)穿通枝動脈は解剖学的に主幹動脈から直接直角に分岐している細い血管。相対的に血小板が多く集まり血栓ができやすい。
予防と対策
脳梗塞が起こりやすい季節と時間帯には特徴があります。季節は6月から8月の夏場、時間帯は睡眠中と朝の起床後2時間以内に集中して発症することがわかっています。起床時には血液が粘稠になり脳梗塞が起こりやすくなっています。就寝前と起床後にコップ一杯ずつの水を飲むことが夏の脳梗塞予防につながります。
経口補水療法について 管理栄養士より
暑い季節がまた始まります。温暖化による気温の上昇、節電による室温の上昇、重篤になりやすい高齢者の増加などにより熱中症になる人が増えてきているようです。
脱水とは単に水分が足りない状態ではありません。体液(水分 + ミネラル)が不足している状態です。したがって、水分のみの摂取では脱水は治まらず、塩分を始めとする電解質も摂らなければなりません。
脱水および熱中症予防についての報道や、予防のための食品や経口補水液や塩分の入ったタブレット、スポーツドリンクなどのコマーシャルからも窺い知ることができます。
市販の経口補水液は、WHO(世界保健機構)のガイドラインに沿って製造されています。脱水状態のときに、水分と塩分などの電解質やブドウ糖をバランスよく補って症状を改善させるものです。美味しくないとの声もありますが、失われた体液を補うためのものなので、体液が十分(充分? どちら?)なときは塩辛く感じます。脱水状態で身体が体液を必要とするときは、すっと飲めて効果を感じます(もっとよい表現は?)。非常に吸収がよいので、トイレが近くなることもありません。体調が思わしくないとき、直ぐに飲めるよう夏に向かって数本買い置きするのもお勧めです。熱中症の際は身体も冷やしたいので、経口補水液を冷蔵庫で冷やしておくのもよいでしょう。
経口補水療法は先人たちから受け継がれてきた知恵でもあります。おか湯に梅干しや、塩入りのおも湯などもそうです。暑い夏のおやつのお伴に塩入りの麦茶を添えるというのもあります。病気の際に失われた水分や電解質を炭水化物と一緒に補給するという、とても理にかなった方法です。
経口補水液500mlに含まれる塩分は、平均的な味噌汁や梅干しの塩分と同じくらいです。素晴らしい先人の知恵です。
ご存知ですか? 「救急安心センター札幌」 事務より
「救急安心センターさっぽろ」とは急な病気やけがの時に、「病院に受診した方が良いか?」「このまま様子をみても良いか?」「救急車を利用した方が良いか?」 など判断に困った時に24時間365日、担当者(看護師※)が電話で対応してくれる医療相談窓口です。
さらに、急病やケガ時に対応可能な医療機関の案内や(お聞きした内容から)担当者が緊急度・重症度を判断し、緊急性が高い場合は119番へ直接転送にも対応しています。
詳しくは札幌市のホームページでご確認いただけます。
※)重大な相談事の場合、看護師はオンコールで医師の助言を受けることができる。
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