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あなたの「いびき」…。睡眠時無呼吸症候群かも? 看護師より
「いびきがヒドイ」「息が止まっている」。ご家族から、このように指摘されたことはありませんか?
もしそうなら、あなたは「睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:以下SAS)」かもしれません。
SASとは、「いびき」をかくなどの症状があり、呼吸が10秒以上止まっている無呼吸の状態が、一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、あるいは1時間あたり5回以上ある場合をいいます。
SASの危険性
いびきの音そのものは、周りの人が我慢すれば済むことかもしれません。しかし、睡眠不足による日中の眠気や集中力の欠如により大きな事故に繋がったり、深刻な病気のリスクとなる可能性があります。
①交通事故をおこす危険性
SAS特有の昼間の眠気は、居眠り運転事故や労働災害などにつながります。中等度以上のSAS患者さんの場合は、交通事故を起こす頻度はSASでない人に比べて7倍も高くなることが報告されています。
② 生活習慣病の危険性
無呼吸を繰り返すことにより交感神経が興奮し睡眠中も血圧が高くなります。そして、その状態が日中まで引きずられ、一日中血圧が高くなってしまします。このような状態が続くと、血圧だけでなく心臓にも負荷がかかり、心臓病や脳血管障害も引き起こす可能性があります。
SASの人はSASでない人と比べて高血圧2.9倍、糖尿病1.6倍、脳卒中3.3倍、心房細動4倍の発症リスクがあるとされています。
また、厚生労働省研究班の調査によると、睡眠1時間あたりの無呼吸数や低呼吸数が20回以上おこる場合、5年生存率は84%(死亡率16%)と低下しています。8年生存率では、さらに下がって60%(死亡率40%)と報告されています。
このように、SASを放置すると高血圧や糖尿病、脳卒中、心臓病などの生活習慣病を誘発・増悪させ、寿命を縮めてしまいます。逆に、しっかり治療すると眠気などの症状を改善するだけでなく、生活習慣病の発症・増悪を止め、結果として寿命を延ばすことができると考えられています!
セルフチェックをしてみましょう!
□ 大きないびきをかくと言われたことがある
□ 寝ているときに呼吸が止まっていると言われたことがある
□ 夜間、何回か目を覚ますことがある
□ 朝の目覚めが悪く、熟睡感がない
□ 朝起きた時に頭痛がする
□ 日中の眠気に悩んでいる
□ 記憶力や集中力が低下していると感じる
□ いつも体がだるいと感じる
□ 肥満がある。最近特に肥ってきた
1つでも該当する項目があればSASの可能性があります。該当する項目が多ければ多いほど、重症化している可能性があります。気になる方はご相談ください。
SASは適切な検査を行い、早期に治療を行うことが大切です。症状に心当たりがある方は、いつでもご相談ください。
肥満と夕食 管理栄養士より
どんなに寝ても「疲れが取れない」とお悩みの方。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。
SASは誰にでも起こりうる病気だと言われています。その原因として、よくいわれているのが肥満です。太って首回りや舌にも脂肪がついてしまうと、舌が下顎に収まりきらず気道の方に押し出されて狭くなり無呼吸に陥りやすくなります。
そこで、肥満と深く関係がある夕食を摂る時刻について考えてみましょう。
「脂肪は夜作られる」といわれています。これには理由があります。
当然のことながら、夜間寝ている間はエネルギー消費量は少なくなります。そして、余ったエネルギーは脂肪として蓄えられます。また、睡眠中は交感神経より副交感神経の働きが優位となります。副交感神経はエネルギーを脂肪に貯える働きがあります。
それ以外にも、最近は「BMAL1(ビーマルワン)」というタンパク質が注目されています。BMAL1は体内時計を調整する遺伝子に結合するタンパク質の一つで、体内に脂肪をため込む酵素を増やす働きを持っています。体内リズムによって増減し、午後10時~午前2時頃が最高レベルで、最も少ない午後3時の約20倍にもなります。「夜遅くに食べると太る」という分子レベルでの理由です。
一方、遅い食事はSASの直接の原因にもなります。胃に食べ物が入っている状態で横になると、内容物が喉の方まで上がってきやすくなります。すると、身体は防御反応として気管に内容物が入らないように気道を狭め呼吸を止めて誤嚥から守ろうとします。
食べ物が胃から小腸のほうに進んでいくのには3~5時間くらいかかります。したがって、夕食は肥満防止の面からも呼吸の面からも早めに済ませることが理想です。
しかし、仕事をされている方は、遅い時刻に帰宅してたっぷり食べてバタンキュー。布団に潜りこむのがやっと。「早めの食事なんて難しいよ」という方もいらっしゃると思います。
「夜脂肪を作らない」方法をご一緒に考えていきたいと思っております。
どうぞご相談ください。
皆さんの疑問にお答えします 事務より
Q.夫婦で病院にかかったりデイサービスに行ったりで、毎月医療費や介護費が大変。なんとかならないの?
A.高額医療・高額介護合算療養費制度があります。
世帯内の同一の医療保険の加入者の方について、毎年8月から1年間にかかった医療保険と介護保険の自己負担(※)を合計し基準額を超えた場合に、その超えた金額が支給されます。
基準額は世帯員の年齢構成や所得区分に応じて設定されています。申請手続きや具体的な支給額等については、加入されている医療保険や介護保険の窓口へご相談ください。
(※)入院時の食費負担や差額ベッド代等は含みません。
例)夫婦2人世帯(ともに75歳・市町村民税非課税)
1年間で夫が医療保険で30万円、妻が介護保険で30万円を支払った場合(世帯での年間負担が60万円)。
年間60万円を支払った後、支給の申請をすると、基準額(31万円)を超えた金額(29万円)が返金されます。
「ひまわり」の花言葉 「あなただけを見つめる」
私どもスタッフ一同は、いつも地域の皆様の健康を見つめています。
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