診療科目
診療科目ガイド
お勧めコンテンツ
当院の診療科目
消化器内科
内科
禁煙
喫煙と禁煙
たばこを止めよう!
警告
禁煙指導・支援
禁煙の効果
たばこと健康
受動喫煙
たばこの有害物質
糖尿病
高血圧
脂質異常症
脂質異常症とは
高尿酸血症
高尿酸血症とは
肥満・メタボ
肥満とは
骨粗鬆症
睡眠障害
認知症
その他
その他の診療科目
サルコペニア
フレイル
診療案内
ご案内
検査・設備
健康管理
予防接種
予防接種-総論
予防接種各論
当院について
クリニック紹介
基本理念・行動指針
院長挨拶
院内紹介
院内風景
通信
お知らせ
お問い合わせ
お問い合わせ
ひまわり通信
院長の独り言
目次
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
スマホ用QRコード
2015年10月(秋)号
塩と高血圧 – 食塩感受性高血圧 看護師より
塩分を多く摂ると血圧が上がる
これは以前よりよく知られた事実です。では、なぜそうなるのでしょうか?
私たちの体には血液中の塩分(ナトリウム)濃度を一定に保つ機能が備わっています。それを超える塩分を摂ってしまうと、その濃度を薄めようとするため水分が欲しくなるようにできています。
余分な塩分と水分を摂った結果、体液量が増えます。心臓や血管には一定の容積があるため、血液量が増えた分だけ血管を押し広げ、血圧も押し上げてしまいます。
食塩感受性高血圧
最近、体の血液中のナトリウム濃度を一定に保つ、もう一つの仕組みが分かってきました。体液中のナトリウム濃度が低下すれば腎臓でナトリウムを再吸収し、反対に濃度が高くなれば腎臓から排出する機能です。
ところが、腎臓でのナトリウムの排泄機能に障害があると、塩分を多く摂ってもナトリウムが排泄されず血液中のナトリウム濃度が上昇します。その結果、血液量が増え、血圧が上昇します。このようなタイプを食塩感受性高血圧といいます。
このタイプの高血圧の人は食塩を多く摂ると、そうでないタイプ(食塩非感受性高血圧)と比べると、より血圧が上昇します。また、心臓や血管などにかかる負担が大きく、心臓病や脳血管障害を発症するリスクが2倍以上になると言われています。反対に、減塩により血圧はよく下がります。
したがって、このタイプの人は一時的に血圧が改善されても、自分が塩分に影響されやすいことを忘れず減塩を続けることが大切です。
食塩感受性が高い人
高血圧予備群や一般の方の場合には、次のような条件がいくつか該当するときは、食塩感受性タイプの可能性が高いので注意しましょう。
① 親の両方、またはいずれかが食塩感受性高血圧である(遺伝しやすい)
② 肥満気味である(肥満やメタボリックシンドロームの人は食塩感受性タイプになりやすい)
③ 夜間や早朝の血圧が高い(夜間高血圧、早朝高血圧)
④ 中高年である(一般に加齢に伴い可能性が高くなる)
⑤ 腎臓障害がみられる(腎臓の機能低下と関連しやすい)
⑥ 外食など塩分の多い食事が続くと、血圧が上昇しやすい
日本人と食塩感受性
食塩感受性には人種差があるようです。アフリカ系の80%、白人の30%、日本人の40%が高い感受性をもっているとされています。
上のリストから見て食塩感受性タイプの可能性がある、または高そうな方は、日頃から塩分を控える食事を心がけ、高血圧の予防に努めることをお勧めします。
また、食塩感受性タイプでない人は、いくらでも食塩を摂ってよい訳ではありません。別のメカニズムで血圧が高くなり、動脈硬化を促進し心臓や血管に障害を与えます。
さらに、食塩を多く摂ると胃がんになりやすいことも分かっています。したがって、今は血圧が高くない方でも塩分は控えめにしましょう。高血圧の方はさらに控えめに。食塩感受性の高い方はより厳重な塩分制限が必要です。
香辛料のすすめ 管理栄養士より
血圧が高い、腎臓の調子が悪いなどの理由で「減塩を勧められている」という方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
私はかつて、入院患者様の減塩食の献立作成を担当したことがありました。当時はまだ献立のレパートリーが少ないうえに限られた塩分しか使えないため、かなり献立作成に悩みました。先輩からは、和風の煮物や汁物を減らし、香ばしい焼きもの、揚げ物、ピリ辛の唐辛子やカレー粉、酢の物やレモン風味、トマト味、マヨネーズ味など、バリエーションを豊かにするよう指導を受けました。もともと私自身は和食派でしたので、いろいろな味の献立を組み合わせることを難しく感じたことを覚えています。
病院食は同じ味や献立が続かないように作らなくてはいけません。しかし、家庭ではお好みの献立で、より短いサイクルでもよいのかもしれません。あまり気を張らずに作ってみられてはいかがでしょうか。
胡椒やカレー粉、辛子や生姜、唐辛子、ゆず胡椒などの香辛料は、塩分を殆ど含まないのにしっかりとした風味がつき、美味しく食べられます。減塩の強い味方です。ただし、市販のカレールーは塩分が多めなので注意が必要です。
「辛い」ものを「塩辛い」ものと混同して、血圧には良くないと思われている方が結構いらっしゃるようです。香辛料では血圧は上がりません。それは、科学的にも実証されています。
酸味も減塩の友です。漬物では酢漬けやピクルスなどが比較的塩分控えめです。フライ等はレモンを絞ってさっぱりとどうぞ。トマト、マヨネーズ、クリームなどからのソース類もよいでしょう。フレンチやイタリアンはしっかりとした味ですが、和食に比べると塩分は少なくすむ場合が多いようです。
皆さんの疑問にお答えします 事務より
Q、労災で病院にかかりたいのですが、労災指定病院(※1)の指定でない病院ではどうなるのでしょうか。また 健康保険は使えるのでしょうか。
A、労災は健康保険を使うことができません。労災指定病院以外で治療を受けた場合は、一旦、治療費を全額(10割)自分で支払います。労働基準監督署から交付された様式を受診する病院に持参し医師から必要事項の記入を受け、労働基準監督署に提出し療養補償給付の費用請求を行うことになります(償還払いとなります)。
※1 医療機関には労災指定病院と指定外病院があります。労災指定病院では労災保険(※2)により受診することができます。当院は指定外病院に該当します。
労災指定医療機関は厚生労働省のホームページより検索できます。
※2 労災保険とは、業務上の事由又は通勤による労働者の負傷・疾病・障害又は死亡に対して労働者やその遺族のために、必要な保険給付を行う制度です。
「ひまわり」の花言葉 「あなただけを見つめる」
私どもスタッフ一同は、いつも地域の皆様の健康を見つめています。
「ひまわり通信」 お役に立てれば幸いです。