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血管年齢検査

 

 

血管年齢検査(ABI/PWV)

 

 ABI検査とPWV検査は、手と足の血圧の比較や脈波の伝わり方を調べることで、動脈硬化の程度を数値として表したものです。この検査を行うことにより動脈硬化(血管の老化など)の程度や早期血管障害を検出することができます

 

■ABI検査とは
 ABI検査(足関節上腕血圧比)は、足首と上腕の血圧を測定し、その比率(足首収縮期血圧÷上腕収縮期血圧)を計算したものです。動脈の内膜にコレステロールを主成分とする脂質が沈着して内膜が厚くなり、粥状硬化ができて血管の内腔が狭くなる「アテローム動脈硬化」の進行程度、血管の狭窄や閉塞などが推定できます。

 

 動脈硬化が進んでいない場合、横になった状態で両腕と両足の血圧を測ると足首のほうがやや高い値を示します。しかし、動脈に狭窄や閉塞があるとその部分の血圧は低下します。こういった動脈の狭窄や閉塞は主に下肢の動脈に起きることが多いため、上腕と足首の血圧の比によって狭窄や閉塞の程度がわかります。CAVI(心臓足首血管指数)との同時測定により、大体の血管年齢がわかります。

 

■PWV検査とは
 PWV検査(脈波伝播速度)は、心臓の拍動(脈波)が動脈を通じて手や足にまで届く速度のことです。動脈壁が厚くなったり、硬くなったりすると、動脈壁の弾力性がなくなり、脈波が伝わる速度が速くなります。

 

 腕と足の4箇所のセンサー間の距離と脈波の到達所要時間を計測し、計算式(両センサーの距離÷脈波の到達所要時間)にあてはめて得られた数値が高いほど動脈硬化が進行していることを意味します。

 

■ABI/PWV検査はどのように行うのですか?
 ベッドの上で仰向けになり、両側の腕と足首に、血圧計の帯(カフ)、心電図の電極、心音マイクを装着します。ABIとPWVを同時に測定し、その結果をコンピューターによって数値化します。通常2回測定します。所要時間は5分程度です。

 

 

■ABI/PWV検査が適さない場合はありますか?

 ABI/PWV検査は安全な検査です。しかし、腕(上肢)と足(下肢)をカフで強く圧迫して血圧と脈波を調べます。検査を受ける方の状態により、検査ができない場合(禁忌)や慎重な検査が必要な場合があります。

 

 下記に該当する方は検査前に検査担当者にお知らせください。

 

【禁忌】(検査できません)

  • 動脈瘤がある
  • 下肢の深部静脈血栓症

【慎重に検査】(ご相談ください)

  • 腕(上肢)や足(下肢)に怪我をしている
  • 腕(上肢)や足(下肢)に怪我の後遺症がある
  • 乳がんの手術後
  • 婦人科疾患の手術後
  • 以前この検査で苦痛があった方