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睡眠時無呼吸簡易検査

 

 

睡眠時無呼吸簡易検査

 

■睡眠時無呼吸症候群とは

 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)は、その頭文字をとって、SAS(サス)とも呼ばれています。

 

 医学的には10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、もしくは1時間あたり5回以上あれば睡眠時無呼吸です。

 

 寝ている間の無呼吸に私たちはなかなか気付くことができないために、検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいると推計されています。

 

 この病気が深刻なのは、寝ている間に生じる無呼吸が起きているときの私たちの活動に様々な影響を及ぼすこと。気付かないうちに日常生活に様々なリスクが生じる可能性があるのです。

 

 重症化すると大変危険な疾患であり、病状の早期発見・治療が何よりも大切です。しかし、睡眠中に無意識に現れる症状なので、自覚することが非常に難しい病気でもあります。国内では最低でも200万人以上の患者がいると推定されています。

 

■簡易検査でのSASの診断

 「簡易検査器」は携帯型の検査機器を使って、自宅で普段と同じように寝ている間にできる検査です。手の指や鼻の下にセンサーを付け、いびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性を調べます。多くの場合はまずこの簡易検査から行ないます。

 

 一晩(7時間)の睡眠中に30回以上の無呼吸(10秒以上の呼吸気流の停止)があり、そのいくつかはnon-REM期にも出現するものをSASと定義します。1時間あたりでは、無呼吸回数が5回以上(AI≧5)でSASとみなされます。

※)AI(Apnea  Index)=無呼吸指数

 簡易検査の結果、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあれば、確定診断するために専門の医療機関に1泊入院して、脳波や眼球運動までを調べる「終夜睡眠ポリソムノグラフィー(PSG)検査」が行われます。

 

■SASの重症度判定

 

 睡眠1時間あたりの「無呼吸」と「低呼吸」の合計回数をAHI(Apnea Hypopnea Index)=無呼吸低呼吸指数と呼び、この指数によって重症度を分類します。

 

 なお、低呼吸(Hypopnea)とは、換気の明らかな低下に加え、動脈血酸素飽和度(SpO2)が3~4%以上低下した状態、もしくは覚醒を伴う状態を指します。SASの重症度はAHI(Apnea Hypopnea Index、無呼吸低呼吸指数)で表します。

 

  • 軽症:5≦AHI<15
  • 中等症:15≦AHI<30
  • 重症:30≦AHI

 

 CPAPの適応40≦AHI 

AHIが40以上で治療としてCPAP※)の適応が認められています。

 

※)CPAP:Continuous Positive Airway Pressure(経鼻的持続陽圧呼吸療法)。CPAP療法の原理は、寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて気道を開存させておくというもの。CPAP装置からエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクから気道へと空気が送り込まれます。

 

 

こんな症状に注意!

 

■睡眠中の酸素不足による脳や身体へのダメージ

 本来、睡眠は日中活動した脳と身体を十分に休息させるためのもの。

 

 その最中に呼吸停止が繰り返されることで、身体の中の酸素が減っていきます。すると、その酸素不足を補おうと、身体は心拍数を上げます。寝ている本人は気付いていなくても、寝ている間中脳や身体には大きな負担がかかっているわけです。脳も身体も断続的に覚醒した状態になるので、これでは休息どころではありません。

 その結果、強い眠気や倦怠感、集中力低下などが引き起こされ、日中の様々な活動に影響が生じてきます。

 

■いびきだけじゃない!こんな症状はありませんか?

 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の代表的な症状をご紹介します。

 

 自覚症状の感じ方や程度には個人差がありますから、可能であれば寝ている間のことについてぜひご家族やパートナーにきいてみてください。

 

 「ちょっと疲れているだけ」、「いつものこと」で終わらせず、日常生活を振り返ってみましょう。

 

 さらに詳しくチェックするには、セルフチェックをご活用ください。

 

 

SASセルフチェック

 

 6つの質問でSASリスクをチェックしましょう。

 今何も症状がないと思っていても、将来的なリスクを知っておくことが重要です。

 

①毎晩大きなイビキをかきますか?

②「睡眠中に呼吸が止まっていた」と指摘されたことがありますか?

③昼間、眠くなることがありますか?(居眠り運転をしそうになったり、会議中にうとうとしてしまうことがよくありますか?)

④朝起きた時、寝たはずなのに疲れが残っている感じや頭重感・頭痛はありますか?

⑤若い頃より体重が増えて顔つきが変わったといわれますか?

⑥メタボリック症候群の傾向はありますか?

 

 

■判定

 ①~④が1つ以上ある方:SASの可能性があります。

 ⑤⑥が1つ以上ある方:SASの危険性を高めている可能性があります。

 

SASの可能性がある方、危険性のある方・高めている方。

睡眠時無呼吸簡易検査を受けることをお勧めします。ご相談ください。

 

 

さらに詳しい、時間帯別SASの症状

 

 

■寝ている間

  • いびきをかく
  • いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかきはじめる
  • 呼吸が止まる
  • 呼吸が乱れる、息苦しさを感じる
  • むせる
  • 何度も目が覚める(お手洗いに起きる)
  • 寝汗をかく

 

 

 

■起きた時

  • 口が渇いている
  • 頭が痛い、ズキズキする
  • 熟睡感がない
  • すっきり起きられない
  • 身体が重いと感じる

 

 

 

■起きている時

  • 強い眠気がある
  • だるさ、倦怠感がある
  • 集中力が続かない
  • いつも疲労感がある

 

 

 
 
思い当たる症状がある方。SASの可能性があります。まずは、ご相談ください。
 
 
 
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