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大血管症と細血管症 |
糖尿病の合併症のうち、細い血管の障害である神経障害・網膜症・腎症などは細小血管症と呼ばれています。一方、太い血管の障害は動脈硬化によるもので大血管症と呼ばれています。
細小血管症のうち死亡原因となるのは主に腎症による慢性腎不全で糖尿病患者さんの全死因の3.5%を占めるにすぎません。一方、大血管による虚血性心疾患(心筋梗塞)と脳血管障害はそれぞれ4.8%と6.6%で、合わせて11.4%を占めます。すなわち、大血管症による死亡(11.4%)は細小血管症(腎不全)による死亡(3.5%)の3倍以上を占めることになります(図1)。
大血管症と細小血管症 – 怖いのはとちら? |
神経障害や網膜症などの細小血管障害では日常生活に不便や支障をきたします。しかし、腎症による腎不全を除けば命に直結することはありません。一方、大血管症(動脈硬化)が原因の脳梗塞や心筋梗塞は突然起こり命に係わることがあります。また、命は助かっても後遺症が残ることが多い病気です(図2)。
あなたはどちらが怖いですか?
動脈硬化は予備群から進行する |
細い血管の障害である神経障害・網膜症・腎症などの細小血管症は糖尿病になって血糖値が高い状態が一定期間以上続くと起こってきます。図3の「あなたが今いる駅は?」では糖尿病駅の5番乗り場(HbA1cで7.0%)より進んだ状態で起きてきます。
一方、太い血管の障害(大血管障害)の動脈硬化は糖尿病になってから起こるのではありません。糖尿病になる前の予備群、すなわち「今あなたがいる駅は?」では予備群駅の3番乗車口(HbA1cで6.0%)あたりから起こり密かに進行することが分かってきました。
予備軍からでも脳梗塞・心筋梗塞の発症率、死亡率は上昇する |
予備群であっても健康な人と比べると脳梗塞や心筋梗塞に2倍位なりやすく(図4)、死亡率も2倍以上高くなります(図5)。
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